思わず口ずさみたくなる「いちごさんがね…」絵本の内容やねらい、感想などを保育士がレビュー

絵本

今回はとよた かずひこさんの絵本、「いちごさんがね…」を紹介します。

この絵本はこんな方におすすめ!
  • リズミカルで楽しい絵本を探している
  • ケーキに関する絵本を探している
  • いちごに関する絵本を探している
  • 子どもが一人でも読める簡単な絵本を探している
さわ きょうさく

・保育士歴6年、現在は重症心身障害児のデイで働きながら、絵本作家を夢見る一児の父です。
・これまで子どもに読み聞かせした絵本の数は1000冊以上
・保育園では子どもたちに「絵本の先生」と呼ばれていました。

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あらすじ、内容

いちごがろっこたびにでます。

「いちごがろっこ ずんずんずん」と基本的にはこのフレーズが続きます。

旅の道中、カエルやヘビが現れますが、いちごたちは構わず進んでいき、次は雪だるまが。

雪だるまを乗り越えようとした時に風に飛ばされてしまいます。

でも「しんぱいごむよう!」と言って、

おいしそうなケーキの上に着陸!

おいしいケーキ召し上がれ。


何を育てられるか、ねらい

数字を理解する

作中には「いちごが ろっこ」と数が出てきます。

読み聞かせる際に「数えてみようか!1,2,3…」と数えることで

数を数える”ことが身に付き、数字にも興味を持ったり、数を数える楽しさを知るきっかけになります。

生き物や事象に興味を持つことができる

作中には、カエルやヘビなどの生き物や雨や雪といった天候などが描かれています。

子どもと読みながら「カエルさんだね」「雨が降ってるね」と伝えることで

言葉を覚えたり、天候などに興味を持ち、理解することができます。

リズムを楽しむことができる

「いちごが ろっこ ずんずんずん

この「ずんずんずん」というフレーズをリズミカルに読むことで子どももだんだんと楽しくなってきます。

文章では「ずんずんずん」と3回書かれていますが、6回に増やしたり、へんてこなリズムで読んだりアレンジすると子どもはさらに楽しくなってきます。


子どもが一人でも読みやすい

この絵本はとてもシンプルで、

基本的に「いちごがろっこ」「ずんずんずん」「しんぱいごむよう」

この3つで構成されているにで何回か一緒に読めば、

文字が読めなくても一人で「ずんずんずん」と楽しめることができます。


季節、行事

いちごが旬の春(5月)、クリスマス、子どもたちの誕生日などがおすすめです。

対象年齢


2〜3歳がオススメです。

子どもの反応は?

いちごを見て、「1,2,3,4,5,6,7」と言って数えたり(いちごは6個しかないんですが…(笑))

「ケロケロ!」「雨!」と言って指をさしたりと興味津々でした!

「ずんっ♪ずんっ♪ずんっ♪」のフレーズに合わせて、絵本を左右に揺らすとと立って踊りだしていました。(笑)

本音レビュー

文章構成がとてもシンプルなので、読み方一つで面白くもなるしつまんなくもなるなーと思いました。
つらつらと読むとすぐに終わってしまうので、「ずんずんずん」の言葉に合わせて身体や本を揺らすとなんだか楽しくなってきますよ!

「しんぱいごむよう!」のシーンは思わず手を前に出しポーズしちゃいますね。笑

みんなの感想

3歳の息子と読みました。
とよたかずひこさんのおいしいともだちシリーズはどれもとても可愛らしく、ストーリー性もあってオススメです。
中でもいちごさんは、リズム感がよく息子もよく笑っていました。単純なのですぐに覚えて一緒に読んでいます。
12歳の子どもでも十分楽しめると思います。

絵本ナビ購入者レビュー

ハズレなし。もれずこの本も当たりです。
「ずんずん」ばかりですが、絵で伝わるからそれでよいのです。それがよいのです。
紙面に対して絵もシンプルで子供もわかりやすいです。分かりやすいからこそ、細かなところにも気づきます。カエルの場面は雨が降っていて、雪だるまの場面では雪が降っています。裏表紙には、ケーキがカットされてフォークが添えられています。絵のタッチが、かわいらしくて好みです。
大変素晴らしい作品です。シンプルに削ぎ落としてあることで、絵本として大変魅力的です。良い点でもあるのですが、分かりやすいので長期間味わうタイプではないように感じました。

絵本ナビ購入者レビュー

シンプルで、すぐ読み終わるので、長い本が読みたくない時用です(笑)。
まず最初に「いっこ、にこ、さんこ、よんこ、ごこ。」と数を数えてから読み始めます。
リズムよくズンズン読んでいくと、いちごさんがいろんなものに出会います。
でもたくましく進んで行くいちごさん。
最後にはおいしいものにかわるいちごさん。
ほのぼのとする一冊です。

絵本ナビ購入者レビュー

書店に売っているのか

店舗在庫
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2023/4/25の情報

まとめ

内容

いちごがろっこ旅に出てるお話。

何を育てられるか、ねらい

・数字を理解する

・生き物や事象に興味を持つことができる

・リズムを楽しむことができる

・子どもが一人でも読みやすい

季節、行事

春、クリスマス、子どもたちの誕生日などがおすすめ

対象年齢は2~3歳

絵本は大切なコミュニケーションツールの一つです。絵本の持つ意味や育つ力を知り、子どもたちの可能性を伸ばしてあげてくださいね!

作・絵とよた かずひこ
出版社童心社
発行日2013/9
価格¥935
大きさ/ページ数18.7㎝×21㎝/24P

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