今回はひらぎ みつえさんのしかけ絵本「お?かお!」を紹介します。
内容

1ページ1ページ表紙のような顔になっていて、くぼみに指を入れ動かすことで表情が変わる「顔のしかけ絵本」。
表紙の顔は口を動かすと「キョロキョロ」と目が動きます。そのほかに鼻を動かすと口が開いたり、眉毛を動かしてキリッとしたり、しょぼんとしたりと様々な表情が楽しめます。
育つ力、ねらい

指先の運動
絵本のくぼみに指を入れ、上下左右に動かすと目の動きや表情が変わる、遊びの絵本となっています。
小さなくぼみに指を入れるので空間イメージ(物との距離感)を育てることができます。
想像力、問題解決能力が育つ
絵本のくぼみに指を入れ、どう動かすかを考え、イメージする。
そうすることで、こうしたらこうなるとという想像力や問題解決能力が身につきます。
自己肯定感が高まる
自分で考え、試行錯誤する中で、表情を変えることができると「はっ!」と驚き、それが喜びに変わり自己肯定感を育むでしょう。
中には最初はどう動かすかわからない子もいてるかもしれません。その時はこちらから声をかけず、少し見守ってあげましょう。
イライラしながらも難しい課題に取り組み続けることは忍耐力や継続力を育てるチャンスです。
仮に自分で取り組むことをやめ、大人に助けを求めた場合は素直に受け止めて上げ、見本を見せてあげましょう。
それは”諦めた”のではなく”他者にお願いしよう”と自己決定して、問題を解決する方法を思いついたのですから笑顔で答えてあげましょう。
表情を真似する(模倣力)
絵本に登場するキャラクターは笑ったり、とろ〜んとしたりと様々な表情しています。
「ニコニコ笑ってるね、どんなかおかな?」と子どもに問いかけ、真似っこ遊び(模倣遊び)を楽しむのもいいのではないでしょうか?
顔を使った遊び(ふれあい遊び)
絵本の楽しみ方は絵本を読んでいる間だけではありません。
絵本を読み終わった後でも遊びに変えることができるんです。
例えば絵本を読み終えた後、「お?かおが〜、キリっ!しょぼ〜ん」と言いながら子どもの眉毛を上に下にしたり、「お?かおが〜、むぎゅっ!びろ〜ん」と言いながらほっぺをむぎゅっとしたりびろーんと横にのばしたりして顔を使ったふれあい遊びを楽しみ親子の関係性を深めることができます。
子どもの反応は?
とりあえず絵本のくぼみに指を入れるもののどうしていいかわからない様子…。笑
私が動かしてあげると「はっ!」と驚いた様子でした!
その後、私の顔の至る所に人差し指を押し付け動かそうとしていました。笑
遊び慣れてくると「あっかんべー」や「あっはっは」と絵本の真似をして遊んでいました!
本音レビュー
ページ数は少ないのですが、繰り返し読むのでページ数はあまり気にならないです。逆に短いので読み切った感(達成感)は早く感じれると思います。←超ポジティブ
動作が鈍いと言う声もありますが私はあまり気にならなかったです。読み続けることで本も馴染んで動作がスムーズになると思います!
結論、良かったです◎
シンプルに指で絵を動かすのは楽しいですし、表情を真似て模倣する力も養われたと感じます!
みんなの声
しかけ絵本は、大人が扱わない限りすぐに破損するものですが、この本は非常に丈夫です。1ペーの厚みが3mm以上あり、ボードブックとしても極めて厚い類になります。動きもスムーズで、我が子は1歳4ヶ月から自分で動かして遊べるようになりました。
生後8ヶ月から楽しんでいますが、一年経っても自分で時々動かして遊んでいます。勿論、破損は無しで丈夫です。文章はとても短く、大きな字で書かれていて、使われている言葉も綺麗な言葉なのでお勧めです
Amazon購入者レビュー
ちょっとバリエーションが少ないのか、飽きるのも早いですが、忘れた頃にチラッと遊び、また放置・・・忘れた頃にまた遊ぶという感じです。一歳にはまだ力を上手く入れて動かせないため、遊べないようです。最初の意外性があるので5歳は面白がって遊んでいました。
Amazon購入者レビュー
2歳半の子供に購入。お友達が持っていてずっと読んでいたので買いました。赤ちゃん用の絵本らしいのですが、2歳の息子は絵本の顔を動かしたり自分の顔でやってみたり遊んでいます。もっと早く買えばよかった!
Amazon購入者レビュー
書店に売っているのか
店舗 | 在庫 |
未来屋書店 | △ |
宮脇書店 | 〇 |
くまざわ書店 | 〇 |
丸善ジュンク堂 | 〇 |
紀伊国屋書店 | 〇 |
まとめ
内容→くぼみに指を入れ上下左右に動かすことで表情が変わるしかけ絵本
育つ力、ねらい→指先の運動、想像力が身につく、自己肯定感が高まる、模倣力が身につく、ふれあい遊びを通して親子の関係が深まる
表情を変えるしかけ絵本って新しくてとても面白い発想ですよね!
この絵本を深堀りしていくと色々な力が身につくな…と書きながらこの作品の素晴らしさに感動していました。
絵本は大切なコミュニケーションツールの一つです。絵本の持つ意味や育つ力を知り、子どもたちの可能性を伸ばしてあげてくださいね!
「お?かお!」シリーズ記事の下で紹介しているので興味がる方はぜひ!
作・絵 | ひらぎ みつえ |
出版社 | ほるぷ出版 |
発行日 | 2017/4 |
価格 | ¥935 |
大きさ/ページ数 | 16㎝×16㎝/8P |
対象年齢 | 0歳~ |
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