「0.1.2歳おすすめ絵本」「ぱかっ」「くるっ」「絵本のポイントや読み聞かせの時の楽しみ方、遊びのつなげ方などをご紹介します!」
今回は1975年生まれ。女子美術大学卒業。 映像美術デザイナーを経て2005年よりイラストレーター・グラフィックデザイナーとして活動されている”森あさ子”さんの絵本「ぱかっ」「くるっ」をご紹介していきます。
この絵本はこんな方におすすめ!
- 擬音を楽しむ絵本を探している
- 0.1.2歳に人気の絵本を探している
- 子どもがハマる絵本を探している
- 孫や甥、姪の出産祝いや誕生日プレゼントを探している
出産祝いや誕生日プレゼントに最適!
あらすじ
ぱかっ
「たまごさんたまごさん」と閉じたたまごが出てきて、次のページで
「ぱかっ」と開いて中からひよこが登場
次は「わにさんわにさん」と口を閉じたワニ出てきて、次のページで
「ぱかっ」と口を開いて中から小鳥が登場
次はうさぎさん…その次はおべんとうさん…と色々なものが「ぱかっ」という音がなって変化する
くるっ
「ぞうさんぞうさん」と象が1匹現れて、次のページで「くるっ」と鼻が丸まって
つぎは「へびさんへびさん」とへびが現れて、次のページで「くるっ」と身体を丸めます。
次はダンゴムシさん…その次はおさるさん…と色々なものが「くるっ」という音で変化する
どちらも内容はとてもシンプルで、これを繰り返す絵本となっています
絵本のポイント、ねらい
クセになる響き
2作品ともに共通するのが「ぱかっ」「くるっ」といった思わず子どもも真似しちゃうクセになるフレーズが特徴的です
同じフレーズが何度も繰り返されることで子どもも真似するようになり、その言葉を口にするのが楽しくなっちゃう。
まさに魔法の言葉です。
温かみのある色彩
森あさ子さんの作品は1枚1枚絵の具で色を塗った紙を切ってつなげる”コラージュ”という技法を使っていてデジタルな絵と違って手描き感があって温かみを感じることができます。
またハッキリとした色使いで
子どもも夢中になっちゃいます!
言葉を覚える
「たまごさん」や「ダンゴムシさん」など様々な生き物や物の名前が登場するので、
小さな子が言葉を覚える一つのきっかけになるのではないでしょうか
ワクワク感
どちらの絵本にも共通するのが「○○さん○○さん」の次のページで「ぱかっ」「くるっ」という言葉で登場するキャラクターが変化します。
この次のページでどのように変化するか期待したりワクワクしたりして絵本を楽しむことができます。
大人も読んでいて次はどうなるんだろってほんとに思っちゃいます。笑
例えば「ぱかっ」の1場面で「うさぎさんうさぎさん」ときたら何になると思いますか?
まさかのウサ耳の帽子をかぶったネコだったんです。笑
そうきたか〜って感じです。笑
読み聞かせのポイント
「○○さん○○さん」と読んだ後少し間を空けて、「ぱかっ」や「くるっ」と言いながら次のページをめくることで音に合わせて場面が変わるのでリアリティーが増します。
「○○さん○○さん」(1.2…)「ぱかっ!」(素早くめくる)と楽しめると思います!
実際うちの1歳の息子はこの読み方でよく笑っていました。笑
保育園など複数で読み聞かせる場合は「○○さん○○さん」の後に「せーのっ」と言葉かけをすることでみんなで「ぱかっ」「くるっ」と言い、一体感が生まれ、みんなで楽しめると思います!
遊びのつなげ方
「ぱかっ」・・・
探索遊びとして、家や保育園にあるものを「ぱかっ」と言いながら開けて音を楽しむのはどうでしょう?
「ぱかっ」だけでなく「ちらっ」「がちゃっ」と擬音を口にしながら色々なものを開けたり中を見たりしてみるのはいかがでしょうか
「くるっ」・・・
お話の最後はみんなでクレヨンを持って「くるっ」と線を描くシーンがあります。
なので遊びに繋げるとしたら「お絵描き」はどうでしょうか
子どもと一緒にクレヨンで「くるっ」線を描いたり、「カクカク」や「ギザギザ」など線の動きに合わせて擬音を口にしてみるとより一層お絵描きが楽しめるかもしれません。
季節、対象年齢
季節
季節問わず年中楽しめます。
年齢
0.1.2歳がおすすめです。
特に簡単な言葉を真似し始める1歳ごろがおすすめです!
まだまだ上手く発音できない時期だと
「ぱかっ」→「あかっ!」
「くるっ」→「くりゅっ!」
みたいな言葉になるのでとっても可愛いですよ。笑
まとめ
あらすじ→
色々な生き物や物が出てきて「ぱかっ」「くるっ」の音で変化する擬音を楽しむ絵本
絵本のポイント→
クセになる響き
子どもも思わず真似したくなる、まさに”魔法の言葉”
温かみのある色彩
1枚1枚絵の具で塗った紙を切って貼る”コラージュ”という技法を使っています。
その絵の具の塗り感から温かみを感じることができます。
言葉を覚える
様々な生き物や物が登場するので、言葉を覚えるきっかけになる
ワクワク感
「ぱかっ」「くるっ」という言葉で登場するキャラクターが変化するので
次のページでどのように変化するか期待したりワクワクしたりして絵本を楽しむことができます。
読み聞かせのポイント→
「○○さん○○さん」の後に少し間を空けて、「ぱかっ」「くるっ」と言いながらページをめくるとリアリティーがでて楽しめる
「○○さん○○さん」の後に「せーのっ」と言葉かけをすることで、子どもと一緒に「ぱかっ」「くるっ」と言葉を楽しむことができ、一体感が生まれる
遊びのつなげかた→
「ぱかっ」・・・
「ぱかっ」「ちらっ」「がちゃっ」などの擬音を口にしながら色々なものを開けたり、探したりして探索遊びを楽しむ
「くるっ」・・・
「くるっ」「カクカク」「ギザギザ」など線の動きを口にしながらお絵描きを楽しむ
季節、対象年齢→
季節は年中
年齢は0.1.2歳、特に言葉が出てきた1歳ぐらいがおすすめ
この絵本を通して擬音を口にする楽しさや面白さを経験し、”言葉”に興味を持てるのではないでしょうか
絵本を読む上でこういった絵本の特徴や読み聞かせのポイントを大人が知ることで絵本の面白さを引き出すことができると思います。
ぜひ一度見てみてください。
作品名 | ぱかっ |
作・絵 | 森 あさ子 |
出版社 | ポプラ社 |
発行日 | 2017年 7月 |
税込価格 | ¥968 |
大きさ/ページ数 | 17.7cm×17.6cm |
作品名 | くるっ |
作・絵 | 森 あさ子 |
出版社 | ポプラ社 |
発行日 | 2018年 6月 |
税込価格 | ¥968 |
大きさ/ページ数 | 17.7cm×17.6cm |
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