重症心身障害児の保育、療育おすすめレクリエーション、遊び6選!

療育

どんな活動、遊びを取り入れたら子どもたちは楽しんでくれるだろう?そんな疑問はありませんか

民間の保育園に3年、重症児施設に現在3年目の私が実際に活動をする中で特に子どもの反応が良かった活動、遊び6選を紹介いたします。

こんなひとにおすすめ!

  • 重症児とどんな遊びをしていいかわからない
  • 新しい遊びを見つけたい
  • 遊びのバリエーションを増やしたい


バルーンベッド

風船の無料写真

布団圧縮袋に膨らませた風船を入れるだけ!

材料は100均で揃えることができるので簡単に取り入れることができます。

楽しめるポイントとして

  • カラフルな風船を見て視覚的に楽しめる。
  • 触ったり叩いたりして風船の凹凸感や弾力感を楽しめる
  • ベッドの上に寝転び、上から身体に圧をかけてあげると風船の凹凸感を身体で感じることができたり、揺れを楽しむことができる

風船の大きさを変えることで感じ方も変わりバリエーションを楽しめます。

楽器遊び

楽器の無料写真

楽器といえど様々ありますが今回はひとくくりにさせていただきました。

楽しめるポイントとして

  • 様々な音が鳴ることで聴覚的に楽しめる。
  • 手を動かす→音が鳴ることで「できた!」と感じ自己肯定感が高まる。
  • 触ったり叩いたりし、楽器の質感や形状を楽しめる。

生活する中で介助されることが多い重症児にとって自分の行動で外界に変化をもたらすことができるということは大きな達成感を感じるでしょう。

また間接的(棒など)に楽器遊びをする際は、目で見て手を動かすといった「目と手の協調」を促すことができます。

楽器といっても一つ一つ形状や見た目、音が違うので色々と試してみてはいかがでしょうか

光遊び

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視力が弱い重症児にとって光とは認知しやすいものです。

光遊びをする際は部屋を暗くすることを強くお勧めします。

その理由として暗い場所つまり黒色の世界の中で光つまり色の動きを認識しやすいからです。

楽しめるポイントとして

  • 環境の変化がわかりやすく視覚的にとらえやすい
  • 部屋が暗くなることでいつもと違った雰囲気を楽しむことができる。

特におすすめなのが「スタープロジェクター」です。

普段寝転んで生活する重症児には見やすいですし、寝転ぶ事で頭部が安定し、目を動かしやすくなり物が見やすくなります。

パラバルーン

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布の揺れや遠近感、布に揺れによって吹く風などを楽しむ事ができます。

楽しめるポイントとして

  • 視界いっぱいにパラバルーンが広がることで環境の変化を楽しむことができる
  • パラバルーンの揺れや遠近感を楽しむことができる
  • パラバルーン上下に動かすことでおきる”風”を楽しむことができる

王道のパラバルーンのほかにビニール袋広げテープで繋ぎ合わせ一つの大きな一枚のビニールにしてもいいですね

その上にカラフルな風船なんかを乗せると影や動きを楽しめます

ふれあい遊び

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ふれあい遊びにも様々あり、揺れを感じる遊びや手足を動かす遊び、顔や身体に触れる遊びなどがあげられます。

ボディーイメージが低く、日頃身体への刺激が少ない重症児にとって身体に触れられるということは刺激的な遊びです。

また、様々な箇所に触れることでその子の快不快を知るきっかけになったりします。

楽しめるポイントとして

  • 他者とのコミュニケーションを楽しむことができる
  • 揺れや傾きなどの前庭覚的に楽しむことができる
  • 手や足など触ることで触覚的に楽しむことができる

おすすめは0歳児のふれあい遊び

寝転んだまま行えるので取り入れやすいです。

シーツブランコ

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ベッドシーツなどの上に子供が寝転がりスタッフがシーツの両端を持ち、左右に揺らして楽しむ遊びです。

楽しめるポイントとして

  • 左右に揺らすことで揺れや浮遊感を楽しむことができる
  • ダイナミックな遊びのため、感覚が入りやすい

手作りのシーツを使う人やベッドのシーツを使う人など様々です。

ですが、手からシーツが滑り落ち、落下する恐れがあるので持ち手をつける方が良いでしょう。人の手によって作るので強度高め、日々の点検を行うようにしましょう。


まとめ

得意な遊びもあれば不得意の遊びもあります。だからといって何もしないのは子どもたちのためになりません。様々な遊びを通してその子の色々な表情や表出を見て、「楽しいね」「不思議だね」など声に出してあげることで自分の表出が相手に伝わってると思ってくれるはずです。

最後に子どもたちと関わる時はその子に寄り添いながら優しく声をかけ、楽しむことを心がけましょう

その思いはきっと子どもたちにも伝わると思います

それでは楽しい療育ライフをお過ごしください

ではまた


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